住まいの顔、穏やかな顔-玄関ドア編②

住まいの顔、穏やかな顔-玄関ドア編②- (1999年にホームページで紹介したダイジェスト版です。)

玄関は住まいの第一印象、住まう人の暮らしぶりを語るといいます。
建具の使い方次第でぐっと素敵になる玄関廻り。今回は永く愛されるドアを保つ秘訣と、玄関ドアのデザインがもつ雰囲気についてお話しします。

家の顔ともいうべき玄関ドア、その仕様は金属製か木製かに大別されます。
一般にアルミ製のものより高級木製やクラシックタイプの方がグレードが高いとされ、より格調にあふれた趣のある雰囲気を演出することができます。
木製ドアの良さは、なんといっても木の温もりと経年美を楽しむ点にあります。
木製ならではの魅力を永年の間引き出すためには、ちょっとした気配りが必要。
それは玄関廻りのドア設置状況を整えることと、素材としての木の性質に合ったお手入れをすることです。
木はドアに生まれ変わった後もいきています。
木製玄関ドアが受ける雨風や紫外線の影響を軽減するために、深い庇や袖壁を採用するなど設計段階での配慮が求められます。
たいていの場合、木製玄関ドアにはUVカットや耐久性のある特殊塗装が施されていますが、住まい手として最低限の気配りはしたいものですね。
日頃のお手入れとしては月に1~2度、専用ツヤ出し剤を使ったワックスがけを行うとよいでしょう。
光沢が出て見た目にも美しくなる上に、ドア表面の塗膜の劣化を遅らせる役目も果たします。できれば2~3ヶ月ごとにドアクローザーやビス類など取付金物の簡易保守を行えば、使い勝手はさらに向上します。
玄関ドアのデザインが異なると雰囲気もまた変わってきます。お宅の玄関はどのような雰囲気でしょうか・・・。