使い込むほどに美しい、年を経るほどに豊かな表情を持つ。
手入れしながら愛着を深めてゆける。
そんな木製ドアを造り続けたい。
<建具に関する疑問・質問>
Q.1 引き戸を閉めたときにできる隙間を修正するにはどうすれば良いでしょうか?
A.1 たて枠と建具の間に若干の隙間ができる場合を想定しますと、原因としては次の2つが考えられます。1つめは敷居が下がってしまったことによるもの、2つめは戸車が建具側へ入り込んだ(めりこんだ)形になったことによるものです。引き戸が戸車式のものであれば、隙間の度合にもよりますが、戸車の上下調整を行うことで解決できるかと思います。障子やふすまのように戸車がない場合には、最寄りの建具店へご相談されて調整依頼なさることをおすすめいたします。
Q.2 カタログで、ドア紹介写真のそばについているマークは、何を意味するものですか?
A.2 この表示()のある製品は、建設省の指導助言のもとに、財団法人ベターリビングより優良住宅部品として認定を受けたことを表わしています。優良住宅部品の審査では、住まいを構成するさまざまな住宅部品を対象として、品質・性能・価格・アフターサービスの点で適切かつ優れていることが問われます。優良住宅部品は、Better Livingの頭文字をとってBL部品とも呼ばれます。
内装ドアについては(財)ベターリビングが設定する形状・寸法・構造のほか、10項目以上の性能試験をクリアしたものがBL内装ドアとして評価、認定を受けます。
現在ユダ木工(株)では、ポルトップ室内ドアシリーズの中からガラスドアを含む4タイプの木製デザインドアがBL内装ドアとして認定を受けています。選び抜かれた素材と洗練されたデザインをもつ内装ドアは、人と住まいをより豊かにするために、もはやかかせない要素であると思われます。
Q.3 バリアフリー対応の室内用建具とはどのようなものですか?
A.3 これまで住宅におけるバリアフリー化といえば、障害や高齢をともなう方を対象として行われるものといった概念が一般的でした。今日では、特定な誰かに限定したものではなく,、誰にとっても使いやすいデザインを生活に取り入れて共通の心地よさを求める風潮になりました。この手法はユニバーサルデザインとよばれ、住まいづくりにも浸透してきております。
ドアなどの室内用建具については、特に出入口において自由な動作の妨げになっている物的な障害を解消するといった意味で足元の段差をなくすことや、開口幅を75cm以上確保するなどの仕様設定が行われています。
さらに、ドアノブにはレバーハンドルを採用する、引き戸タイプでは開閉時の動作負担が軽いV溝レール戸車式にするなど、各パーツの適切な選定も必要となってきます。
ユダ木工(株)では、このような問題をクリアするドアを標準タイプとしてご用意しております。
親切設計が生んだともいえるバリアフリー商品は性能的・機能的に優れていなければならないのはもちろんですが、美の感性を大切にするデザインであることもユニバーサルスタイルが今後さらに定着、発展していくために欠かせない条件だと思われます。
Q.4 ユダ木工が扱っている艶消しガラスは、すりガラスではないと聞きました。普通のすりガラスとどこが違うのか教えて下さい。
A.4 「すり」すなわち「磨り」は文字どおり、高圧で砂を吹き付けガラス面をこすることによって不透明にする方法で、別名 サンド・ブラスティングと呼ばれるものです。一般的にそうしたすりガラスは、手の油がつきやすくお手入れが大変です。
そうした悩みを解消するために、ユダ木工(株)では特殊な処理をした手垢のつきにくいガラスをつかっております。
いつまでも美しい輝きを保つために、ガラスのお手入れには眼鏡拭きに使うような目のつまった柔らかい布地を用いるとよいでしょう。
Q.5 木製玄関ドアの表面の塗装が剥がれ下地が見えてきました。雨の影響を受ける下のほうが程度がひどいようです。築12年なので思いきって買い換えた方がいいのでしょうか?それとも塗り替えができますか?教えてください.
A.5 一般に木製の玄関ドアの寿命は15年が目安といわれております。しかし近年問われている環境保全の面から、新品へ交換するよりも早めに再塗装を希望されるお客様が増えております。
塗装の剥がれの程度にもよりますが、ドア本体に傷みや腐食が見られない場合には、再塗装してリフレッシュをはかられるのも一つの方法かと思います。コストも新品購入に比べ安くてすむので経済的です。玄関ドアをご購入されたメーカーへそういったアフターケアがあるかどうかを、お問い合わせ頂くとよいでしょう。
木製の玄関ドアの設置は雨がかりのないことを前提に行います。袖壁のない玄関や浅い庇では横雨の影響を受けやすく、玄関ドアの塗装の剥がれも目立ちます。また永年にわたって直射日光を受けた場合も、同様にドア表面が日灼けし塗装の白化現象を起こします。
木はドアに生まれ変わったあとも生きています。木製ドアを永くご愛用して頂くためには日頃のお手入れはもちろんのこと、こうした設計段階からの配慮も必要となってくるでしょう。
Q.6 ノンホルマリン商品は、従来品と比べてどこが違うのですか?(2002/8/21 ユーロパインシリーズについて加筆)
A.6 ユダ木工(株)のノンホルマリン商品とは、使用部材・接着・塗装にいたる素材すべてにおいてホルムアルデヒドを含まない室内用建具を指します。現在ノンホルマリン商品としてエントリーされているのは、サザンアッシュ無垢材を使ったエデルポルテシリーズとユーロパイン材を使用したユーロパインシリーズです(地檜シリーズは2002年7月で販売を終了いたしました)。
新築住宅に入った際、目がチカチカしたり刺激臭を感じたことはありませんか?その原因としてホルムアルデヒドがあげられますが、この化学物質は合板の接着剤に殺菌成分として含まれているものなのです。JAS規格ではホルムアルデヒドの放散量に基づき、合板をF1〜F3までランクづけしておりますが、最も放散量の少ないF1合板でさえ平均0.5mg/リットル以下という規定値です。
ユダ木工(株)のノンホルマリン商品はこうした背景を熟慮し、人体に有害な物質をできる限り排出しない安全な製品開発の結果生まれたものなのです。
さらに、アトピー性皮膚炎など化学物質過敏症がご心配な方のために、エデルポルテシリーズではオプションとして天然の植物油をベースにしたドイツ製自然派塗料を使用することができます。ユーロパインシリーズの塗装は、ドイツ製自然塗装を標準採用しています。
Q.7 洗面室北側に面した木製の窓枠部分に青色のカビがついていることに気付きました。とりあえず拭き取っただけですが、他に対処方法があれば教えて下さい。
A.7 時間の経過とともに取れにくくなるのが汚れの厄介なところです。木枠にカビが生えたということですが、これは汚れの付着とは異なり、材料自身が変化してしまった状態ですので残念ながら元に戻すことはできません。
今後の対策としては、浴室から出る湿気を取り込まないよう換気に充分注意されることと、ついた水滴をこまめに拭き取るなど、日々のお手入れに気を配るようにして下さい。カビはアレルギーの原因とも云われます。住まいの中にそうした状況をなるべくつくらないようにチェックの目を光らせておくことが大切です。
Q.8 近頃、玄関ドアーの鍵穴にキーをさす時、固くて回りにくくなったような気がします。家にあったミシンにさす油を使ってもいいですか?
A.8 鍵の差し込みが固い場合には潤滑剤を注入して下さい。ミシン油などはホコリが付着して目詰まりの原因になりますので絶対に使わないで下さい。お手元に潤滑剤がない場合には、Bや2Bなどの軟らかい鉛筆の芯を細かく削ったものでも代用できます。
Q.9 16年前に建てた自宅のリフォームを考えています。使われているドアは高さ1800mmのもので、最近のカタログを見ると2030mmのものしかないように思います。我が家に合う寸法で既成のドアーは市販されているのですか?
A.9 昔の建具の高さを尺貫法で表わすと6尺、すなわち1800mmとなります。おそらくご自宅もそうした尺貫法に基づいた建具が使用されていると思います。食文化の変化とともに日本人の平均身長は高くなり、いまやH=2000mmタイプが標準です。H=1800mmタイプは純和風住宅に用いられるケースが多いようです。
ご相談のリフォームがどの程度の増改築なのかによりますが、現在ご使用のドア枠をそのままにして建具のみの交換をお考えならば、地元の建具屋さんに依頼してご希望の寸法の建具をオーダーされることをお勧めします。あるいはドア枠とも交換の場合にはH=2000mmタイプの規格商品が使えると思います。ただしその場合には壁工事が発生するため、改築コストもその分高くなると思われます。
Q.10 リビングの入口につけるガラスドアを思案中です。家族にまだ小さな子供がいる場合は、どんな点に気をつけて選べば良いですか?
A.10 家族が集うリビングルームは広く明るいイメージで仕上げたいもの。リビングドアにはたいていガラス入りタイプが好まれます。ガラスドアといっても、シンプルなもの、洒落たデザイン、工芸的なステンドグラスタイプなど、その種類はさまざまです。
開閉方式では片開きドアが主流ですが、親子ドアタイプも人気があります。親子ドアは見た目の豪華さだけでなく、子ドアの利用によって機能性が増す点が魅力です。最近ではライフスタイルの多様化もあり、洋風住宅にマッチするデザインで引き違いタイプも登場しています。
小さなお子さまのいらっしゃるご家庭でも、基本的にはお客様お好みのデザインドアをお選び頂いてよろしいかと思います。
ガラスの破損に伴うケガや安全性が気にかかるようなら、扉下方にガラスを組み込まないタイプの方が比較的安心かと思われます。
扉全面ガラス入りタイプをお探しでしたら、大きな1枚ガラスより少し小さめなガラスで仕切ったデザインのものもあります。
あるいはガラスをスリット状に取り入れたタイプもいいでしょう。
このようにガラス1枚に接する面積へ配慮するなど選ぶ際にひと工夫されると良いでしょう。どちらにしましてもリビングに限らず、幼児が開閉する際は周囲で心に留めておかれるとよろしいかと思われます。
ユダ木工(株)の製造する室内ガラスドアにはおよそ30種類のデザインがあり、ガラスの種類・開閉方式の違い・ドアカラーなど、豊富なバリエーションがございます。もちろん上述のタイプもご用意できますので、詳細についてはまたお問い合わせ下さい。
Q.11 すっきり見えながらも飾り気のある玄関について、建具の面からアドバイスをお願いします。
A.11 「玄関は住まいの顔」と言われるだけに、訪問者の第一印象はまず玄関からでしょう。それゆえ、住み手の個性を出しつつも繁雑にならないコーディネートを心得たいものですが、なかなか難しい課題です。
玄関の外廻りの話しは別の機会に譲るとして、今回は玄関の内側部分についてすっきりと見えるアイデアをご紹介します。
どの居室空間においても共通して言えますが、「すっきりと見える」ためには、カラーバランスつまり色遣いが重要なポイントとなります。壁面、床面など面積の広い部分の色がインテリアの基調色となるため、室内イメージはおおむねそれらによって決定されます。
一般に建具の色は、アソートカラーに分類され、基調色に合わせる配合色として扱われます。玄関廻りを調和のとれたカラーコーディネートでおさめるには、玄関ホールに面したドアーや収納などの建具の色を基調色と同系の色相にするか、あるいは色の濃淡や強弱などトーンの似た色彩を心がけると良いでしょう。
玄関収納については、カウンターの付いたセパレートタイプが機能的ではありますが、連続した高さのあるクロゼットタイプの方が見た目の凹凸がない分すっきりとした印象を与えることがあります。
季節の花や小物を飾る場所としては、壁面に凹みをもたせたニッチがおすすめです。ユダ木工(株)のニッチはアーチ状に加工したムク材で壁面を縁どり、内部にはオプションで照明器具を装備できるよう設計しております。
カラーリングは茶系3色に加えホワイトタイプもご用意できます。
その他として建具に使用される素材、扉表面のデザイン、照明方法による見せ方などいろいろな要素が深く関連し、玄関廻りのトータルなバランスが保たれていくものと思われます。
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