私たちの立場から出来ること、私たちだから出来ることとは何か、思考を凝らして、日々考え、取り組んでいます。
植物の小さな祖先が光合成を始めたのが、約30億年前といわれています。そのとき地球ではじめて酸素が作られ始めました。私たちが当たり前にその恩恵を受けている資源は全て、長い時間をかけて地球が育んできたものです。森を守り、暮らしに生かし、木とともに生きる。それがユダ木工の製品作りの根幹です。
枯渇性資源を使い捨てる時代から、持続可能な新しいライフスタイルの時代へ。水と光と空気と土が育む「木」は、この新しい時代に見直されるべき素材といえます。ユダ木工のクラフトマンシップは、一枚一枚の木製ドアを通して、木にふれ、木と暮らすことの心地よさと喜びをつくります。
植物の葉っぱは、太陽の光エネルギー・水・養分・そしてCO2を利用して光合成を行い、自らの体に必要なものを作っています。さらに、そのはたらきによって空気中に酸素がもたらされています。
最先端技術のひとつである太陽光発電と、原始的な自然のはたらきである光合成はよく似ています。葉っぱはCO2を吸収して酸素へ変えてくれるばかりか、枯れると分解されて土になり、また次の木を育てるわけですから、この上ないハイテク技術ともいえます。
日本の山を育てるカーボンオフセット
木製ドアの売上の一部を山へ還元するために、カーボンオフセット制度を活用しています。カーボンニュートラルを目指すと同時に、日本の山を育てる取り組みを支援します。
大量生産をしない
当社はハンディクラフトによる完全受注生産です。ご注文をいただいた商品を、一点一点丁寧に製作しています。
「漁民の森づくり」活動を支援します
森・川・海はひとつです。豊かな海づくりのために森の還元を保全する取り組み「漁民の森づくり」に参加しています。
合法木材のみを使用
合法木材とは、森林を荒らす違法で無秩序な伐採に対し、正しい手段で生産される木材として公的な認定を受けたものです。
国産ヒノキを使用
2011年から少しずつ、国産木材100%を目指して、現在は98%まできました。品質はもちろん、国産材を使用することは持続可能な森を支援することにも繋がります。
端材は木材乾燥の燃料に
工場で出た端材をチッパーで粉々に粉砕し、これを燃やした熱で木材乾燥機を稼働。端材を無駄なく活用し、廃棄物ゼロを目指しています。
梱包材・緩衝材を自然由来のものへ
梱包材には再生紙を利用した段ボール材を、ビニールはサトウキビの搾りかすを利用したものを、緩衝材はトウモロコシ由来のものを使用しています。
塗料は自然由来のものを
2005年から、ヒマワリ油由来のドイツ製自然塗料を採用。優しい塗料を使うことで、ここで働く職人たちはもちろん、その先のお客さまの安心安全で快適な暮らしに繋がります。
身近なところから緑を増やす
2012年から工場の窓に緑のカーテンを設置。ゴーヤを育て始めました。それをきっかけに、敷地内の空いた土地に畑づくりも始め、毎年たくさんの野菜や果物を収穫しています。
自然と共に生きるヒントを少しでも
2018年から、屋上で地元の養蜂場の専門家監修の元、ミツバチを飼育し蜂蜜づくりを始めました。小さな生物と身近に触れ合うことで、これからのヒントを日々探っています。
私たちの取り組みは、まだまだこれからです。
「葉っぱの世紀のはじまり。」を合言葉に、ここで働く者たち、お客様、地域、そして自然、
全てがもっと快適に良くなることを目指して、続けていきます。
Photo by Yoshinori Tagashira