深い軒が守るもの。木のぬくもりと楽しい音楽に包まれた高性能住宅。

演奏家ご夫婦の玄関

今回ご紹介するのは、設置して6年目になる木製玄関ドア。設置条件によって木製玄関ドアの経年変化の進み方は大きく異なります。こちらの玄関は特に軒が深く、直射日光や雨風の影響を受けにくい設置条件のため、設置後6年になる現在でもほとんど新品に近い状態です。

生き生きとした木のツヤがあります。焼杉の落ち着いた雰囲気とのコントラストも美しく上品な佇まいです。

Fさま(仮名)はご夫婦ともに楽器の演奏家。練習室には様々な楽器が並んでいます。玄関の深い軒の理由はここにありました。

Fさまご夫婦はいつも玄関の横に車を付けて、楽器の積み下ろしをされます。大切な楽器に雨がかからないないように、玄関に深い軒を設けられたのだそうです。その軒が、楽器とともに木製玄関ドアも守ってくれていたのでした。

玄関に深い軒や庇、袖壁などを設けることは、木製玄関ドアを風雨や直射日光から守る上でとても重要です。そして生活する上での利便性もあなどれません。雨や雪の日も、日差しが強い日も、軒・庇が家族を守ってくれます。濡らしたくない大切な荷物があるときも、深い庇の下で傘を閉じればいつも安心で快適です。

Fさまのお宅は、エアコン1台で快適に過ごせる高気密高断熱住宅です。工務店の勧めで採用されたというユダ木工の木製玄関ドアも、しっかりと実力を発揮してくれていました。東京のマンションから引っ越して、電気代は4分の1に減ったのだそうです。

他にも楽器の音を近隣に伝わりにくくする工夫など、機能性と意匠性が両立された素敵な設計です。

木のぬくもりと楽しい音楽に包まれた家。今回も素敵な暮らしを覗かせていただきました。

 

取材協力
株式会社エヌテック様
https://www.ntecj.co.jp/

使用木製ドア
MIYAMA桧玄関ドアシリーズ
TH741 隠し丁番タイプ