入居7年目の木製ドアご愛用者さま
本日ご紹介するのは、入居7年目の木製ドアご愛用者さまのお住まい。
新築時、小学校に入学したばかりだったお子さまが、今年ちょうど卒業を迎えられました。
各地域にはそれぞれに異なる気候風土があります。Kさま(仮名)のお住まいは雨の多い地域。
▲ 雪の日の風景
線状降水帯による昨今の異常な長雨の影響もあり、外壁・ウッドデッキ・木製玄関ドアなど木部にカビが発生していました。
ウッドデッキと外壁の再塗装
同じ工務店で家を建てられたご家族がセルフで再塗装をされているのを見たことがきっかけで、まずはウッドデッキの塗り替えに挑戦することになりました。
「子どもたちも遊び半分で加わり、家族で協力して再塗装しました」とKさま。
初めての経験ながら「やってみたら、意外とできる」という手応えを感じられたKさまご家族は、外壁もセルフ再塗装をすることに。
「子どもが塗装したあたりは、あちらこちらにはみ出した塗料が付いています。でも、全然気にならないどころか良い思い出になり嬉しかった。愛着がわくんです。自分たちの手でメンテナンスをすると、こんなふうに思えるんだ、と気づきました。業者さんにお任せしていたら、こういう発見はなかったと思います」
木製玄関ドアの再塗装
しかし玄関ドアは思い入れが特に強く、失敗の不安が大きかったというKさま。そのため、玄関だけはご自身一人で挑戦することとなりました。
▲ 電動サンダーは持ち上げやすい小型のものを選択
「一番大変だったのは養生です。新聞紙では養生が薄くて床に塗料が付いてしまったり、風で養生が剥がれたりして苦労しました。そして、結局自分も塗料を少しはみ出させてしまいました。でもやはり不思議と気にならないものですね」
再塗装が完成した木製玄関ドアを見て、Kさまの木製ドア愛にご家族も友人も驚かれたそうです。
「次の機会は何年後になるでしょうか。また再塗装をするときには、子どもたちと一緒に挑戦したいと思っています」
家族と住まいと木製玄関ドア
何でも便利な世の中だが、人にやってもらうのではなく自分の手で住まいを手入れする楽しみ。「それが子どもたちの大切な思い出になっていく」というKさまのお話に共感いたしました。
「家の玄関扉というのは、とくに象徴的な存在だと感じます。毎日玄関をくぐり、外の世界と内とを行き来する。人生の節目には記念写真を撮るし、人生の最後には自分もこの玄関から出ていくんだろうと思います」
「だからこそ、玄関に強いこだわりがあります。モデルハウスでユダ木工の玄関ドアの質感を体験して、これが良いと思いました。玄関ドアの手ざわり、重み、音というのは、記憶に深く残るように思います。自分にとって、暮らしの柱のような存在です」
長い豪雨の日も、私たちの住まいは家族の暮らしを守り続けています。
時にいたわり、手をかけて住まいを守る。
とても心豊かな暮らしを拝見することができました。