ユダ木工の事務所・ショールームの入口には、季節の花の寄せ植えを飾っています。
この木製プランターは、ユダ木工の木製ドアの短材で作ったものなのです。
木製プランター第1号を作ったきっかけ
木製ドアを作る仕事の中、ユダ木工が理想とする生活スタイルとは何か、
豊かな暮らしとはなんだろう、と考えていたとき、
特に惹かれたもののひとつに、イギリス・コッツウォルズの風景がありました。
この美しいコッツウォルズ地方の村々では、
さまざまな工芸職人の技と伝統が受け継がれています。
そして、自然と調和した住まい。
いつの時代から見ても美しい風景です。
しかし、ユダ木工事務所・ショールーム入口は当時とても殺風景で、
従業員やお客さまを迎える玄関を、もっと緑と花のある玄関にしたいと思いました。
そして、当時木製ドアの材料として使っていた「パイン材」の短材で
木製のプランターを作り、以降長年使い続けてきました。
水ハケが悪かった!木製プランター第1号
ところで、木というのは、枯れてやがて土に還る、自然の循環の中にあるものです。
腐朽菌が活動しやすい一定の条件下で、木材は徐々に分解されていきます。
水ハケがとても悪かったプランター第1号は、
水が入り込んで常に湿っている状態だった部分が、かなり腐食していました。
進化した木製プランター第2号。ヒノキ製
新しい木製プランター第2号は、現在木製ドアの主な材料としている
国産ヒノキ材の短材で作りました。(※非売品)
そして、設計にはもちろん新しい工夫が導入されています。
養分・水分を多く含む土と接するプランターの内側は、アクリル板でコーティング。
地面に接するパーツは、水を吸い上げない合成木材を用いました。
塗装は木製玄関ドアにも使用しているオスモの外部用塗料
「ノルディックレッド」色を選びました。
やさしくて素敵な赤色で、柵とも同じ色です。
しっかりと水をはじいています。
メンテナンスしながら、また大切に使っていきます。
木製玄関ドアの設計の工夫
木製ドアについて、ユダ木工は長年、毎日試行錯誤を重ねてきました。
たとえば、タイルに埋め込む下枠からの水の吸い上げを防止するため、
特殊な樹脂のパーツを採用しています。
積み上げてきた知識と技術が、1台の木製ドアに詰まっています。
ユダ木工の木製玄関ドアが、安心してご使用いただける理由です。
さらに快適にご愛用いただける木製ドアを目指して、
現在も日々改良を重ねています。