自宅の隠れ家カフェで、手料理をふるまう暮らし

ご自宅で営む隠れ家カフェの、暮らしと物語

玄関は住宅の顔。木製玄関ドアをご採用いただいたお宅一軒一軒の扉をひらくと、それぞれに唯一無二のこだわりの暮らしがあり、物語があります。先日うかがったお宅は、白い壁に深いグリーンの木製ドアが可愛らしい、ご自宅兼店舗でした。

小さな看板だけ出した、本当の隠れ家カフェ。玄関土間を広くとり、カフェスペースとして利用されています。

家業の仕出し屋を営むお母さまのもとで、幼いころから厳しい料理修行を受けられたオーナーさま。厳しい修行に一時は料理嫌いになり、料理の道を離れたものの、不思議な縁でまた料理をしているのだと話してくださいました。

 

すべての経験は、かけがえのない財産

「上京して仕事を頑張っていると、接待でレストランに連れて行っていただく機会が増えました。そこで食べたいろいろな美味しい料理を、自宅で再現したりアレンジしたりするようになり、友達にふるまってみたらとっても喜ばれたんです」

「実家で修行をしていた頃は褒められることもなく、料理はもうしたくない!と思っていました。でも今こうして自分のお店をもつことになり、あの頃の修行がかけがえのない財産になっていると感じます」

大切にしているのは、仕込みのこだわりで、素材のもつ美味しさを最大限引き出すこと。玉ねぎは鉄鍋でまるごとじっくり煮込み、一番おいしい状態でパスタの主役に。

あたたかいコース仕立ての料理を出すため、お店の改装時、あえて席数を三分の二に削減。楽しみながら長く一人でできるお店と家、というコンセプトで現在の家を計画されたのだそうです。

 

ユダ木工の木製玄関ドアとの出会いは「常連さん」から

ユダ木工との出会いのきっかけは、改装前のお店の常連さまでした。

常連さまのご自宅に遊びに行った際、素敵な木製玄関ドアに出会ったオーナーさま。それはユダ木工の製作した木製玄関ドアでした。

「さらに、施工をお願いすることにした工務店さんが、ユダ木工の木製ドアをよく採用している工務店で、可愛い木製玄関ドアを紹介してくださったんです。これは運命だ!と思い、すぐにこのドアに決めました」

 

手づくりのピザ窯を囲み、庭で楽しむ家族団欒の休日

お庭では、ベリーやハーブを育てています。休日にはDIYで作ったピザ窯でピザを焼いたり、残った炭と鉄鍋でチキンを焼いたりして、家族団欒のための料理を楽しみます。

お店の名前「UT」は、娘さんと息子さんのお名前のイニシャルを組み合わせたもの。家族の第三の子どもであるこのお店を、皆で育てていこう、という思いが込められています。

「将来、子どもたちが独立したら、夕方にお惣菜を売りたいと思っているんです。大変な夕食の準備のお手伝いができるように。ご近所の方が集まってくださるような場所にしたいです」

先日、ご自身で木製玄関ドアのメンテナンス(重ね塗り着色)をされたのだそうです。とても綺麗にお手入れされていました。

ユダ木工が取材に伺った日も、常連さま方のおしゃべりが賑やかにはずんでいました。ここに集まってリラックスしたひとときを過ごすことを、誰もが楽しみにされていることでしょう。素敵な空間の扉をつくるお手伝いができて、とても嬉しく思いました。

※ 来店の際は要予約

 

使用木製ドア
ヨーロピアン玄関ドアシリーズ
YH241-A1023
金物 5G-226セット
塗装色(特注色):オスモ ウッドステインプロテクター #729 ファーグリーン

 

「重ね塗り着色」メンテナンス実例のご紹介はこちら

ご家庭でできる!木製玄関ドアのメンテナンス再塗装。拭き取りタイプ編